2021/06/21 11:11
前回立奏できるドラム、カクテルドラム(Cocktail drum)の元祖カールトンをご紹介しましたが、今回は現代のものをご紹介したいと思います。
現在、世界では実に色々なメーカーが制作していますが(日本ではTAMAのみ?なうえ日本未発売の物が多い)、2種類のタイプに分けられます。
縦長のシェルを使用しトップをフロア、ボトムをバスドラム使用する「兼用タイプ」とタムとバスドラムを分けた「分離タイプ」です。
兼用タイプ(yamaha club jordan)
分離タイプ(Tama Cocktail-jam)
それぞれの利点として「兼用タイプ」は、セッティングや持ち運びのし易さ、「分離タイプ」はパーツが増えるものの、高さの調整がし易く音の分離も良い、といったことが挙げられます。
あとは見た目の好みですね。
せっかくなのでここで分離タイプであるTAMAのカクテルドラムのスペックをご紹介しておきます。
バーチ材100%
16"x6" バスドラム,
10"x5" タムタム,
14"x5.5" フロアタム,
12"x5" スネアドラム、
タムはシングルヘッドになっており、バスドラム上に載っている黒いものはサウンド・フォーカス・パッド(Sound Focus Pad)と言い、リングミュート的な役割で太く引きしまったサウンドになりタムへの干渉も抑える役割があります(載せているだけなので容易に取り外し出来ます)
ちなみに立奏というよりは椅子に座って演奏する、場所を取らないコンパクトなセットとして作られていますね。
さらにこれより2インチ小さくしたCocktail-Jam Mini(ポプラ材)というのもあります。
ということで2タイプのカクテルドラムでした。
次回は色々なメーカーのカクテルドラムを紹介して行きたいと思います。