2017/10/10 20:00

前回ハイハットの発祥について書きましたが、更にさかのぼり今回はドラムセットの誕生について書いてみたいと思います。
まずドラムセット自体の歴史は非常に浅く今のような形になってまだ100年程しかありません。
それ以前は小太鼓(スネア)大太鼓(バスドラム)シンバルなど別々なので、その楽器分の奏者が演奏していました。
それが1860年代に一人でバスドラムとスネアを同時に演奏する人たちが出てきたのです、このように複数のドラムを
演奏することを「ダブルドラミング」と言います。
といってもまだドラムペダルはまだなくスティックで叩くというやり方でした。
参考動画その1ダブルドラム

それが1890年後半にルイジアナ州ニューオリンズのDee Dee Chandler(ディーディーチャンドラー)というスネアドラム奏者が、
バスドラムを足で演奏しながら手はスネアドラムなど他の楽器を同時に演奏するというスタイルを確立した初めてのドラマーだと
言われています。
Dee Dee Chandler(ディーディーチャンドラー)
参考動画そのです、左利きのドラマーですが。

そもそも彼がなぜそのような方法を思いついたかと言うと、それについてはいくつかの説があり、当時一つの楽器に一人ずつ奏者が
必要だった打楽器をチャングラーがその人数分のギャラ欲しさに一人で演奏したというものや、当時在籍していたバンドのバスドラム
奏者とケンカをしてしまい、そのバスドラム奏者が本番に来なくなってしまったことで困ったチャングラーは仕方なく木製のペダルを
作り、足でバスドラムを演奏しながら、スネアドラムを演奏する羽目になったということだそうです。
しかしそれが逆に話題となり人気ドラマーとなった、とも言われています。
その後は前回に書きましたように、ハイハット(ソックシンバル)が誕生し、しだいに現在の形になっていくのです。
ドラムセットの誕生でした!

現在販売中の曲目一覧はこちらから

レッスン動画などのドラスコTV(仮)はこちらから
ドラスコFacebookはこちらから
ドラスコTwitterはこちらから