2015/11/09 21:14
「 譜面を読むのがめんどくさい 」とか「 楽譜を読むのが苦手だ 」
という初心者の方に楽譜が読めるメリットについてお伝えしようと思います。
これについては様々な意見がありますが、今までの経験上「 絶対に楽譜は読めた方が有利です! 」
と、言い切れます。
なぜなら、まず譜面が読めない場合は
1.曲をひたすら聴いて、1小節づつ何をやってるかを理解。
2.試して
3.覚えて練習して
4.通しの練習をして
....を繰り返すしかありませんよね?
そうなるとその曲のプレイを理解するまでに多大な時間を費やすことになります。
これは推測ですが、この過程だけでもきっと数日を要してると思います。
しかし譜面が読めれば「何をやっているか」は譜面を見ただけで理解することが出来るので、
1~3の工程は省略できその分練習に充てることが出来るのです。
3日に1曲ペースだったものが1日に10曲以上やることが出来て時間の使い方が
劇的に変わる事もあると思います。
読譜能力があれば、いきなり最初から最後まで叩くことも可能でしょう。
次に譜面というのはとても良い教科書だということです。どんなリズムパターンがあるのか、
どんなアプローチがあるのかが、視覚的にわかります。それによって自分に出来るところ、
苦手なところなども分かり練習のプランも立てやすくなります。
それによってキメなどのアプローチやフィルイン、リズムパターンなどなど自分の引き出しが、
増えていきテクニックの向上そしてオリジナルなどを作る時のアイデアなども向上していきます。
よく「譜面読めないです。」「耳コピ派です。」「フィーリングでやるんで。」などを耳にします。
特にアマチュアドラマーに多いと感じていますが、楽譜が読めない人は
実際には叩けてないにもかかわらず叩けているつもりになっていることが非常に多いです。
それに人間が覚えられる量には限界があるので、譜面なしで叩ける曲が増えれば増えるほど前にやった曲は
忘れていってしまいます。
ですが譜面を読めればメモと一緒ですので見直しさえすれば直ぐに思い出したり、確認したり
することが出来ます。
譜面は設計図であり説明書であり台本であり地図です。
ヴォーカルに例えると歌詞を覚えるのに歌詞カード見ながらの方が早いですよね?
それと同じ感覚だと思って下さい。
楽譜が読めなくてもなんとなく音楽はやれますが、読めた方が絶対的に有利です。
長々と書きましたが、譜面が読めるメリットとしては
・ 効率の良い練習が出来ることによる時間の短縮。
・ 知らない曲の譜面を渡されても初見で叩けてカッコいい、評判上がる。
・ プロに一歩近づく。
・ 自分の持ちネタが増える。
少しでも譜面を読んでみようかなと思っていただければ幸いです。